戦後最大の危機の中で
野田首相が登場した。
大震災からの復興
原発事故の収束
世界が連鎖的な債務危機に
見舞われる中で
どう成長と財政健全化を両立するか
重い宿題を背負っている。
「道徳を忘れた経済は罪悪であり
経済を忘れた道徳は寝言である」
と
尊徳は金融危機で明らかになったような
モラルなく利益だけを追求する経済は
持続しないと説く
その一方で、机の上の空論だけでは
経済はうまく回らない事も強調し
理想と現実の調和を求めている。
財政健全化は待ったなしである
日本の累積債務は債務危機にあるギリシャを上回り
先進国最悪だ。
日本国債が格下げされても
ほとんど危機感が見られない。
マニフェストの見直しは当然であり
ばらまき色の濃いマニフェストこそ
事業仕分けの対象にすべきだ。
財政改革成功のカギは
経済成長により
若い世代の雇用を増やすことではないか
財政再建の下では
成長への投資は限られているが
政治がリーダーシップを発揮し、知恵を絞れば決して不可能ではない。